
木版画家のふるさかはるかさん(空中山荘)が教える木版画教室です。
大阪で10年間教室を営んできた空中山荘は、木や和紙などの自然素材を用い、風土に育まれてきた水彩木版画技法を初心者の方にもわかりやすく伝えてきました。
ふるさかさんが移り住んだ青森の自然素材やモチーフも教室に取り入れており、それらとゆっくりと向き合いながら、あなたの内を表現してみませんか。
日時と費用
【日時】
2026/9/27(日) 14:00-17:00
*所要時間3時間です。
【受講料】
6,800円(版画6枚分の材料費込) 藍の絵具を使用する場合は+500円
【定 員】
6名さま
【9月のワークショップ | 一版多色刷りで作るミニプリント】

ハガキサイズの木版画を一版多色刷り技法で作ります。
一版多色刷りは、1枚の版木を彫り、複数の色で刷る技法です。
紙の白(彫った部分)と水彩絵具のコントラストが軽やかな木版画ができます。青森で栽培した藍から作った絵具も試していただけます。
ワークショップの流れ
下絵を木に転写し、彫刻刀で彫ります。

希望の色を木版に刷り込みます。

刷り上がり。

藍の絵の具
ふるさかさんが青森で栽培した藍を絵の具にされており、+500円になりますが、その貴重な絵の具を使用することもできます。

持ち物・準備など
【持ち物】
下絵 汚れてもいい服装(エプロン等)
【準備していただくこと】
ご予約いただいた方にレイアウト用紙(pdf)をお送りします。等倍にプリントし、110x74mmの枠内に線画で下絵を描いてご持参ください。
よくある質問
Q: 下絵は反転して描いた方が良いですか?
A: 反転せずに描いてください。版木に転写するときにハンコの要領で絵を反転させます。出来上がりは下絵の向きと同じになります。
Q: 文字を入れても良いですか?
A: 入れても構いませんが、時間内に終わらなかったり、彫るのが難しいかもしれません。大きく簡単な字を2,3文字程度なら可能かもしれません。
次回のワークショップは12月6日(日)「山のグリーティングカード」を予定しています。
ご予約について
満員御礼になりましたら、キャンセル待ちにて受付させていただきます。
ワークショップをガイドする人

■ふるさかはるか(木版画家)
大阪府生まれ。1999年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
自ら採集した土、育てた藍から絵具をつくり、木のかたちを生かして版木をつくるなど、木版画を「自然と関わる手段」と捉えている。
フィンランド、ノルウェーなど北欧での滞在制作を経て、北国の森林環境を求めて2023年に青森へ拠点を移す。同年、北東北の山の手仕事の取材をまとめた作品集『ことづての声/ソマの舟』(編集:信陽堂)を出版。2024年、企画展「大地に耳をすます 気配と手ざわり」(東京都美術館)では青森の漆を用いた大型木版画を発表した。
2010年、木版画アトリエ空中山荘を立ち上げる。
木版画教室運営のほか、国内外の美術館、教育機関での自然素材を用いたワークショップを通し、手仕事と絵画の要素をあわせ持つ木版画の魅力を伝える活動も行っている。
ふるさかはるかHP:Haruka Furusaka official site
空中山荘WEB:木版画アトリエ空中山荘
空中山荘Insta:https://www.instagram.com/kucyusansou/
本会に寄せて(鶴身印刷所より)
木版画教室を始めるにあたり、ふるさかさんにワークショップを行っていただきました。

小学校の図工の時間、概ねの方が体験したであろう「木版画」。
あの頃、私は描きたい絵も良く分からず、彫刻刀の使い方も満足に分からないまま、取り立てて楽しさも出来上がった喜びも見つけられずにいました。
そもそも、絵を描くことを自分の表現として用いてこなかったため、描く行為は現在も苦手項目に入っているくらいです(肉筆が版になる石版印刷は、私にとって最大の難関であることはご想像に難くないでしょう)。
今回の木版画でも、何を描くか、直前まで決め切れずにいました。
でも、ふるさかさんの青森のお話や、木版のことを聞いていたら、自然と出てきたのは、自分の農園の屋号とお餅(今年はもち米を育てています)、おにぎり(うるち米も育てています)、収穫の鎌、この3つの絵でした。
下絵を木に描いて、彫り進めていくと
木と鋼(彫刻刀)が、自分の絵をそこに表してくれる一方で
その二つの道具によってしか出ない線が、木の上に見えてくるんです。
それは、私が意図して行った行為と、木と鋼が生んだ線(他力)とが交わり合う世界でした。
まるで畑の風景のようでした。
–
私の畑はセイタカアワダチソウが生えたり、春は引き忘れたカブが菜の花を咲かせたりと
黄色を表現したかったのと、藍から生まれた絵の具だなんて、そんな楽しそうなものを使わずにはいられないと思い、ありがたくも貴重な青を盛り込みました。
描くことが苦手な私が、とびきり楽しく刷り上げられた一枚が出来上がりました。
あんまりにも嬉しかったので、出来上がりを大切な人に贈りました。
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水彩絵の具の色鮮やかさとともに
あなたの内側を楽しく彩って
この木の上に描いてみませんか。
きっと、今まで見えなかった風景と
出会えるんじゃないかな、って思います。



