
小さな石版を用いて、多色刷りをしてみませんか。
開催日時
【日時】2025/7/19(土)10:00-16:30(12:30-14:00は休憩)
*本会は1日のワークショップです。
開催内容
小さな石を2枚研磨したのち、描き、2版作ります。
製版工程を経て、印刷をします。
印刷枚数は3-4枚程です。
描画について
描画方法は2種類ご用意しています。
1)直接描画法
ダーマトグラフという鉛筆状の紙巻クレヨン(油性)で、直接、石に絵を描く方法です。

2)スタンピング
絵を描くことが苦手な方でも大丈夫。素材を用いて描画します。

紙の持ち込みについて
主催側でも様々な紙をご用意しておりますが、持ち込みも可能です。
持ち込みをされる場合、一般的に、表面が平滑で厚めの紙がおすすめです。
(版画用紙、または水彩紙など)
水分でうねる、しわが寄る、書道用半紙のように水に弱く薄いものは不向きです。
薄くても雁皮紙のように繊維が細かく、水に強いものならば使用できます。
印刷した後の紙は、封筒、一筆箋、メモ、カードなど、お好きなものに使って頂けます。
【使用する石のサイズ】
10cm×10cmくらい。
【費用】11,000円
(材料費・描いた印刷物/石のお持ち帰り込・お茶付き・当日現金にて)
【持ち物】エプロン・持ち帰り用のA4サイズが入る袋。
ご留意点
【参加までにご準備頂きたいこと】
使用する石に描ける大きさで、クレヨンで描く程度の図案を考えてきて下さいませ。
【ご参加頂ける方】
今回は高校生以上の方を対象とさせて頂きます。
ご予約について
満員御礼となりましたら、キャンセル待ち受付とさせて頂きます。
ワークショップをガイドする人
■稲田 大祐
相模女子大学 学芸学部 子ども教育学科 教授。
多摩美術大学卒業(版画専攻)、同大学院(版画専修)修了後、私立小学校図画工作専科教諭、同附属幼稚園で年絵画工作指導を務めた後、メルボルン(豪州)に留学しRMIT大学大学院で石版画を再び学ぶ。NHK 朝ドラ『らんまん』石版印刷指導 担当。
でんぷん糊を用いた「紙平版画」「簡易木平版画」を開発。版画や科学工作の講師、絵本監修者として活躍。稻田醍伊祐の名で造形作家としても活動している。
いなだ石版印刷所Insta:https://www.instagram.com/inada_print/
■稲田 恵理子
多摩美術大学卒業(版画専攻)、同大学院(版画専修)修了。
私立高校デザイン科講師を12年務める。版画とともに、1995年頃より吹きガラス製作も行う。
■鶴身 知子
鶴身印刷所家主。曾祖父の代で立ち上げた石版印刷所を継ぎ、4代目となるも、経営上、印刷業を廃業にする。その後、戦前の建物(元工場)をリノベーションし、2018年からものづくりの方が集まる文化複合施設として運営を始める。
石版印刷は稲田先生に教えて頂き、4年程。石と少しずつ仲良くなり始めている。