内容
石版印刷のワークショップです。
小さな石版を自分で磨き、そこに描き、製版し、印刷します。
「研磨、描画、製版、刷り」という、石版印刷の一連の行程を体験することができます。
出来上がった印刷物と石版は、お持ち帰りいただけます。
*研磨→描画→製版のあとに、休憩を30分設けます。
お茶とcomecoLABOさんのお菓子を召し上がって頂いたのち、刷りの行程に入ります。
開催日時
【日時】2024/6/15(土)-16(日)
午前の回:10時-12時半 午後の回:14時‐16時半(各回8名まで)
*所要時間2時間半です。途中、お茶の時間を挟みます。
開催内容
2月からは二つのクラスを設けます。
石版印刷Lv.1(れべるいち)
こちらは2023年7月と10月に開催した内容と同じです。
石を研磨し、描画用鉛筆で絵を描き、製版し、印刷します。
【使用する石のサイズ】
6cm×8cmくらいの大きさです。
【費用】6,500円
(材料費・完成後の小さな額・描いた印刷物/石のお持ち帰り込。
お茶とcomecoさんのおやつ付・当日現金にて)
【持ち物】エプロン・持ち帰り用のA4サイズが入る袋
石版印刷Lv.2(れべるに)
こちらが2024年2月から新たに設けるクラスです。
上記のLv.1を受講いただいた方がご参加の対象となります。
石を研磨し、解き墨(液体描画材)で絵を描き、製版し、インク調色を行った上、印刷します。
【使用する石のサイズ】
8cm×10cmくらいの大きさです。
【印刷する紙の大きさ】
2Lサイズ(キャビネサイズ)=127㎜×178㎜の大きさの紙に印刷します。
(Lv.1より大きな描画が可能です)
【費用】8,000円
(材料費・完成後の小さな額・描いた印刷物/石のお持ち帰り込。
お茶とcomecoさんのおやつ付・当日現金にて)
どちらの受講においても共通するお話として
【参加までにご準備頂きたいこと】
使用する石に描ける大きさで、クレヨンで描く程度の図案を考えてきて下さいませ。
【ご参加頂ける方】
今回は高校生以上の方を対象とさせて頂きます。
*次回以降で中学生以下の方を対象とした回を設ける予定です。
【クラスの構成について】
2024年2月開催は、Lv.1とLv.2のクラスを回で分けるのではなく、同じ回の中でご一緒に受講頂きます。
そして、描画と印刷において、Lv.1の方とLv.2の方の行うことが異なる、という構成です。
【Lv.2の受講の仕方として】
初めて参加される方が、例えば午前にLv.1を受け、午後からLv.2を受けるということもできます。
*もちろん、日をまたいでのご参加でも大丈夫です。
ワークショップについて、もう少し詳しく話すと
今回、ワークショップで使用する石版(石灰石)は大小あり、Lv.1ご参加の方が使用されるものは平均6cm×8cmの大きさです。
かたちはさまざまで、長方形のものや、台形のものがあります。
お好きなものをお選びください。
そこに描き、描画したものが「版」になるように、製版をします。
製版後、石版にインクをのせて、紙を置いて、印刷します。
黒色のインクで印刷すると、このような感じです。
インク色は、上記写真内の4色程度を予定しています。
色を変えつつ、3枚刷ることができます。
出来上がった印刷物と石版をお持ち帰り頂きます。
ワークショップをガイドする人
■稲田 大祐
相模女子大学 学芸学部 子ども教育学科 教授。
多摩美術大学卒業(版画専攻)、同大学院(版画専修)修了後、私立小学校図画工作専科教諭、同附属幼稚園で年絵画工作指導を務めた後、メルボルン(豪州)に留学しRMIT大学大学院で石版画を再び学ぶ。
でんぷん糊を用いた「紙平版画」「簡易木平版画」を開発。版画や科学工作の講師、絵本監修者として活躍。稻田醍伊祐の名で造形作家としても活動している。
いなだ石版印刷所Insta:https://www.instagram.com/inada_print/
■鶴身 知子
鶴身印刷所家主。曾祖父の代で立ち上げた石版印刷所を継ぎ、4代目となるも、経営不振からすぐに印刷業を廃業にする。その後、戦前の建物(元工場)をリノベーションし、2018年からものづくりの集まる文化複合施設として運営を始める。
石版印刷は稲田先生に教えて頂き、3年程。石と少しずつ仲良くなり始めている。
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