子どもたちに、安心して食べさせられるものを。
子育てをはじめた時、スーパーには子どもたちに安心して食べさせられるパンやおやつがなくって…。自分でプリンやホットケーキを作るようになりました。そこから、お菓子やパンの教室に通うようになり、どんどん料理にハマっていったんです。栄養学を学び、発酵を取り入れたり、薬膳の勉強をしたり、趣味が高じて、本格的に仕事としてやってみたくなっていました。そして、3人の子どもたちが全員大学生になり、子育てがひと段落した2017年の春、思い切って“家事放棄宣言”をしました(笑)。家族の了承を得て、第 2 の人生のライフワークとして、現在の活動をスタートしたんです。
ステキなご縁に恵まれ、活動の幅が広がる。
友人のアロマ教室でランチを作ったり、マルシェイベントへの出店をきっかけに、多くのステキなご縁に恵まれ、活動の幅が広がりました。森ノ宮のゲストハウス”カルペディエム”でのカフェ、谷町六丁目のセレクトスーパーマーケット”とまと家族”での米粉パンと米粉のおやつ販売をはじめ、各地の催しへの出店や米粉パンのセミナー、ワークショップ、通販など、さまざまなお仕事をしてきました。米粉に特化することになったのは、病気で小麦を食べられない友人から「どうしてもパンが食べたい。米粉で作って!」と依頼されたのが始まりです。そこから様々な研究をしました。勉強するほどに、本当に小麦が良くないんだということが分かり、困っている人が多いことにも気付いたんです。今では、米粉料理をお出しするとともに、グルテンフリーの良さをお話 する機会も増え、“米粉教”を布教していると娘に言われるほどになっています(笑)。
炊飯器やお鍋で、おこめぱんを炊こう!
鶴身印刷所では、2020 年の春から、炊飯器やお鍋で「おこめばんを炊こう!」というワークショップを定期的に開催しています。グルテンフリー生活を続けるコツは、自分で手軽に作れること。お家でぱぱっと作れるとハードルが下がります。シンプルな材料で簡単にできる“おこめぱん”。小麦パンの代わりではなく、おこめばんを毎日のご飯のように食べる人がもっと増えるように、おこめぱんの輪をもっと広げていきたいです。 そして、2021年12月から、鶴身印刷所の1階に工房兼店舗を構えることになりました。お部屋を見せてもらっ た時に「ここかも!」とピンと来たんです。食べるだけのお店ではなく、発信基地として、ラボとして、お困りの方の駆け込み寺として、おもしろい場所になるようなチャレンジをしていきたいです。私がここにいることで鶴身さんとできることも増えるはず。そう思うと夢が大きく膨らんでパンパンになっています。けれど、私だけでは絶対手が足りないので…。協力者、絶賛募集中です。
私、人生で今がいちばん元気なんです。
私は、グルテンアレルギーはありませんが、小麦を3ヶ月やめて、冷え性も疲れもなくなりました。人生で今がいちばん元気なんです。グルテンフリーは、体質改善や美肌効果だけではなく、歳をとってからの持病や認知症にも影響が大きいと医学的に証明されています。グルテンをやめるのは、コストもかからず食生活を見直す良いきっかけになります。病院いらずで明るく元気に活動できる可能性を秘めていることをもっと伝えていきたい。子育て世代の方もお年寄りもアレルギーの方も、取り入れることで、自分も周りの人も幸せになれるはず。私の実体験をもってオススメできます。 そんな想いを胸に、これからもいろんな活動をしていきたいと思っています。
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