Clann and Cnoc 橋崎さつき

“あの人”紹介

AEAJ 認定 アロマテラピーインストラクター
橋崎(はしざき) さつき氏

植物のチカラで、心身ともに穏やかになれる手助けを。

鶴身印刷所の家主が、ぜひご紹介したい “ あの人 ” 。今回は、滋賀県高島市でハンドメイドアクセサリーとアロマテラピーのお店「クランアンドクノク」を運営され、鶴身印刷所でもアロマテラピー講座をされている橋崎 さつきさんです。現在の活動や想い、今後の夢などをお聞きしました。

文:林 弘真

移住をきっかけに、自然の素晴らしさに気づく。

大阪市内から滋賀県高島市に移住して十数年になります。移住を機に、自然の素晴らしさに感動したこともあって、天然石をメインに自然素材を使ったハンドメイドアクセサリー販売をはじめました。そして現在は、植物の持つチカラを伝えるアロマテラピー講座やワークショップも行っています。お店の名前「Clann and Cnoc(クランアンドクノク)」は、アイルランド(ゲール)語で、家族(=クラン)と丘(=クノク)という意味です。私がアイルランド民謡好きなので(笑)。家族みたいに大切なもの(アクセサリーなど)を、今住んでいるこの丘から発信していきたいという想いを込めて名付けました。

ハンドメイドアクセサリーとアロマテラピーのお店「Clann and Cnoc(クランアンドクノク)」

植物のチカラを、より多くの人に伝えたい。

私自身、三人の子どもを育てていく中で、アロマテラピーやホメオパシー、フラワーエッセンスなどを生活に取り入れていました。子どもたちのために、何が必要で、何が不要なのか?試行錯誤を繰り返すうちに、植物のチカラに気づき、本当にたくさん助けられたんです。そして、子育てがひと段落した時、「あの頃の私と同じように悩んでいる人にも、植物の素晴らしさを伝えてあげたい!」と思い立ち、アロマテラピーインストラクターの資格を取得しました。現在は、講座やワークショップを通じて、“自然の恵みである植物の持つ天然成分を、心身へ穏やかに働きかけるように伝える”活動を行なっています。

学ぶことで、自分のための選択肢を増やしてほしい。

鶴身さんとご縁があり、鶴身印刷所では、日々の暮らしに役立つアロマテラピー講座、アロマ精油やハーブの天然成分を使ったワークショップなどを開催しています。都会に暮らしていると、どうしても自然の恩恵を受けづらくなります。コロナ禍で精神的にしんどくなっている人もたくさんいると感じています。そんな方々の助けになるきっかけをどんどん作っていきたいです。今、ドラックストアなどで売られている商品には、化学的に合成されたものが驚くほど多い。それを全く知らずに選ぶのではなく、天然素材との違いや体への影響を知った上で、最適なものを選べるようになってほしい。「必ず天然のものを!」「化学的なものは絶対ダメ!」ということではなく、知ることや学ぶことで、自分自身のための選択肢を増やしてほしいんです。

Clann and Cnoc 橋崎さつき
鶴身印刷所で月に 1 回(土曜日)行われているアロマテラピー講座

人と地球を大事にすることを考えてほしい。

お洒落なイメージの美容アロマではなく、私がしていることって、とっても地味(笑)。本質的なことばかりなんです。でもそれが一番大切で、そこを知らないと本当の美容にもつながらないと思っています。

私たちはみんな、自然の恵みをいただいて生きています。そのことを深く受け止めて、人と地球を大事にすることを考えてほしいです。

例えば、エコバッグを使うとか、ちょっとしたことからで良いと思います。大切なことに気づいて、周りの人、家族、次の世代へとつないでいく。今後もその手助けができればと思っています。特に、初めての子育てで知識もなく、どうすれば良いかと悩む若いお母さんの気持ちはすごく分かるので、アロマを通じて、気軽に相談に乗りたいです。私が経験で得たこと、実生活でリアルに役立つことを、70 歳 80 歳になっても、ずっと伝え続けられたらいいなと思います。

Clann and Cnoc 橋崎さつき

Clann and Cnoc(クラン アンド クノク) ~鉱物と植物の店
ハンドメイドアクセサリーとアロマテラピーの店
https://www.clannandcnoc.com
https://www.instagram.com/clannandcnoc/

家主:鶴身 知子
私が思う 橋崎さんの“特にここがいいところ”

家主:鶴身 知子

橋崎さんって、とってもやさしくて、あたたかいお母さんのような存在です。今、私は移住先を検討してるのですが、そのときもご自身の移住経験をもとに、たくさんのことを教えてくださいました。

私たちは「人」。そして、本来、地球・自然(動植物や空気や水や土、鉱物といった無機物、すべて)の中の「一つの存在」であること。自然という雄大な環境の中で、糧や恵みを頂いていることへの感謝。自然という背景を知った上で、今、生きている自分の状態(住んでいる環境など)を「見る」ことを大切にされています。

都会の中では気がつきにくいことも、橋崎さんの豊かな目線から眺めてみることで、たくさんの気づくことが出てきて、もっと「今」の生活が、素敵になっていくと思います。