ご縁ありまして、講談師神田京子さんの会を開催して頂くことになりました。
■日時
2024/11/9(土) 13:00- / 15:30-
■料金
3,500円
■お申込みはこちらから
11月9日神田京子独演会in鶴身印刷所 (google.com)
神田京子さんとは
岐阜県美濃市出身。
日本大学芸術学部放送学科卒業。
在学中の1999年7月、二代目神田山陽に入門。
山陽他界後は神田陽子に師事。
2014年日本講談協会·公益社団法人落語芸術協会にて真打昇進。
連続講談「清水次郎長伝」、「明治白浪女天一坊」、「安政三組盃」の他、「怪談噺」、「赤穂義士伝」などスタンダードな講談会を重ねる一方で、「講談+α」の公演(ジャズ音楽と「三文オペラ」、クラシック音楽と「カルメン」「蝶々夫人」、長唄と「勧進帳」、マイムと「レ·ミゼラブル」、俗曲·津軽三味線·打ち物と「番町皿屋敷」等)も各地で展開!講談の可能性を広げ続けている。
令和三年度(第76回)文化庁芸術祭賞優秀賞受賞
令和三年度岐阜県芸術文化奨励受賞
家主のおすすめ
数年前のお話ですが、落語を生で見たときの「物語の世界に没入する」感じが、本当に忘れられません。
神田京子さんとはまだお会いしていませんが、まずは気になる方。
こちらを見て頂きたいのです。
鉢の木 【神田京子の講談アルバム.2】 (youtube.com)
有名な古典「鉢の木」です。
時は鎌倉時代。執権北条時頼公は、政治では公平・質素倹約を旨とし、「撫民政策(ぶみんせいさく)」と呼ばれる農民を保護する政策を進めた名君。その後、出家して諸国行脚の旅に出たそうで、それらのエピソードから作られたとも言われるお話です。
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動画を見て頂きたいのですが、最後の修羅場読みのとき、京子さんは
源左衛門の気持ちと、何かご自身の思いが重なるような
見ていてこちらが泣きたくなるような感じがするのです。
京子さんは大学在学中に
晩年の二代目山陽さんに弟子入りされています。
入門して初めて習ったのがこの「鉢の木」とのことで、当時のことをこのように記されています。
「師匠の最晩年に入門した私は、前座修行時代、楽屋のモニターに耳をそば立てて、兄弟子、姉弟子が二代目山陽から引き継いでいる口調や表現方法を聞き、大久保にあった師匠自宅の書斎を掃除しながら、蔵書に引いてある赤線やメモ書きを読み、総合的に師匠の高座を想像して過ごしたのを思い出します。」(Youtube「神田京子:鉢の木」概要から引用)
二代目神田山陽さんと、京子さんが過ごした師弟の時間はそう長くはなかったでしょう。
しかし、だからこそ、受け継いだ「何か」があり、それが今の京子さんの中で生きている。
そう思います。
さて、今回は渋沢栄一伝。
日本経済の基礎を築いた人物である彼は、いったいどのような方なのでしょう…?
ぜひ、京子さんの講談をご高覧の上、楽しい時間を過ごして頂ければと思います。